カノン進行/王道進行/小室進行/レットイットビー進行

今日は久しぶりの理論ネタ。
音楽系まとめサイト『路地裏音楽戦争』の「邦楽・洋楽のコード進行について語ろう」からです。

----------ここから----------

●カノン進行

有名な「パッヘルベルのカノン」をはじめ、日本だけでなく世界中で古今東西を問わず多用される進行。「カノンコード」「大逆循環」などとも呼ばれる。
普通にトニックのCから始まり、次第に暗くなるが、5コード目のFを境に次第に明るくなり、メリハリがつく。

基本形(ハ長調)
| C | G | Am | Em | F | C | F | G |

よく使われる代理コード
・4つめのEmをCやC7に変更
| C | G | Am | C | F | C | F | G |

| C | G | Am | C7 | F | C | F | G |

・7つめのFをDm・Dm7やA♭に変更
| C | G | Am | Em | F | C | Dm | G |

| C | G | Am | Em | F | C | Dm7 | G |

| C | G | Am | Em | F | C | A♭ | G |

ツーファイブを代わりに使った進行(「晴レハレユカイ」など)
| C | Bm7-5 E7 | Am | Gm7 C7 | F | Em7(E7) Am | F | G |

以下のように、ベースが1音ずつ下がる様にアレンジすることもよくある
| C | G/B | Am | Em/G | F | C/E | Dm | G |


●王道進行

特にJ-POPのサビでよく使われる進行。サブドミナントから始まる爽快感、疾走感と、
G7のシの解決を 保留することによる力強さ、もの悲しさを併せ持つ。
3つめのEm7に、4つのコードの中で一番アクセントがある 。
サビ以外でも使えるが、盛り上がる進行なので、サビがそれに負けないように注意が必要。

基本形(ハ長調・イ短調)
| FM7 | G7 | Em7 | Am |

・FM7の代理として認められるコード: F、Dm9、Dm7
| F | G7 | Em7 | Am |

| Dm9 | G7 | Em7 | Am |

| Dm7 | G7 | Em7 | Am |

・G7の代理として認められるコード: G、G7/F、Bm-5
| FM7 | G | Em7 | Am |

| FM7 | G7/F | Em7 | Am |

| FM7 | Bm-5 | Em7 | Am |

・Em7の代理として認められるコード: E7
| FM7 | G7 | E7 | Am |

・Amの代理として認められるコード: A7、C♯dim
| FM7 | G7 | Em7 | A7 |

| FM7 | G7 | Em7 | C♯dim |

王道進行と間違えやすい似たコード進行
FM7→G7→Am→Am、FM7→G7→Am→Em、FM7→G7→Am→C、FM7→G7→C→Am
これらのコード進行は、いずれも1つめのコードが一番強いという点で、決定的に王道進行と異なる。

| FM7 | G7 | Am | Am |

| FM7 | G7 | Em | Am |

| FM7 | G7 | C | Am |

カノン進行と王道進行のミックス
カノン進行の5・6コード目を王道進行に変更する。大塚愛「さくらんぼ」のサビなど。
| C | G | Am | Em | FM7 G7 | Em7 Am | F(Dm) | G |

Em7を後にとっておくパターン
・王道進行で一番アクセントがあるのは「Em7」のため、サビの一番盛り上がるところまで
取っておく(それまでは「王道進行と間違えやすい似たコード進行」を使う)ことがある。
例: | F | G | C | C | F | G | Am | Am | F | G | Em7 | Am | Dm7 | G7 | C | C |

 

●小室進行

小室哲哉氏が多用したことで知られる進行。主にサビで使用する。
「Get Wild」「悲しいね」「masquerade」「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」
等々、たくさんある。2000年代に入ってもまだまだたくさん用いられており、特に
作曲者の年齢層の影響か、VOCALOID曲に用いられることが多い。

4度ずつ上がる逆循環進行| Am | Dm7 | G | C | のDm7をFに変えたものだが、これにより
暗いAmから明るいFへ直接進行させることになり、強い解放感が生まれる。
G→Cの部分も明るいので、全体に曲が明るくなることが多い。

| Am | Dm7 | G | C |

基本形(ハ長調・イ短調)
| Am | F | G | C |

・AmとFの間に、経過和音としてAm7/G・Em/GやGが入ることがよくある。
(「Get Wild」など)

| Am Am7/G | F | G | C |

| Am Em/G | F | G | C |

| Am G | F | G | C |

・経過和音のほうが長くなって、1小節分使うこともある。
(「恋しさと せつなさと 心強さと」「LEVEL5 -judgement- / fripSide」など)
| Am | Em/G | F G | C |

 

●レットイットビー進行

有名な「レットイットビー」をはじめ、カノン進行と並び日本だけでなく世界中で古今東西を問わず
多用される進行。(イチゴーロクヨン進行とも言われる)ただしカノン進行よりも知名度は劣る。
カノン進行の前半部分| C | G | Am | Em |を切り取り最後のEmをFに変えたもので、カノン進行の省略形(派生形)という見方もできる。

基本形(ハ長調)
| C | G | Am | F |

アレンジ
| C | G/B | Am | F |

基本形で使われることが多く、最後のFコードの耳障りが良いのが特徴。
イントロ、Aメロ、サビでよく使われ、全体的にレットイットビー進行だけを繰り返し使う曲もしばしば見られる。

以下レットイットビー進行を使用した有名な曲

Take On Me / A-Ha(サビ)
With Or Without You / U2(全体的に)
Where Is The Love? / The Black Eyed Peas(全体的に)
She Will Be Loved / Maroon 5(サビ)
No One / Alicia Keys(全体的に)

----------ここまで----------

勉強になるなー。どうもありがとうございます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

長調(メジャー)と短調(マイナー)

理論系メモ。表形式の方が見やすいかもしれないので、短調(マイナー)と合わせて後でまとめ直そう。

長調(メジャー)
(音程)
♯の個数短調(マイナー)
(音程)
ハ長調(Cメジャー)
(ドレミファソラシド)
イ短調(Aマイナー)
(ラシドレミファソラ)
ト長調(Gメジャー)
(ソラシドレミファ↑ソ)
♯1 ホ短調(Eマイナー)
(ミファ↑ソラシドレミ)
ニ長調(Dメジャー)
(レミファ↑ソラシド↑レ)
♯2 ロ短調(Bマイナー)
(シド↑レミファ↑ソラシ)
イ長調(Aメジャー)
(ラシド↑レミファ↑ソ↑ラ)
♯3 嬰ヘ短調(F♯マイナー)
(ファ↑ソ↑ラシド↑レミファ↑)
ホ長調(Eメジャー)
(ミファ↑ソ↑ラシド↑レ↑ミ)
♯4 嬰ハ短調(C♯マイナー)
(ド↑レ↑ミファ↑ソ↑ラシド↑)
ロ長調(Bメジャー)
(シド↑レ↑ミファ↑ソ↑ラ↑シ)
♯5 嬰ト短調(G♯マイナー)
(ソ↑ラ↑シド↑レ↑ミファ↑ソ↑)
嬰ヘ長調(F♯メジャー)
(ファ↑ソ↑ラ↑シド↑レ↑ミ↑ファ↑)
♯6 嬰ニ短調(D♯マイナー)
(レ↑ミ↑ファ↑ソ↑ラ↑シド↑レ↑)
嬰ハ長調(C♯メジャー)
(ド↑レ↑ミ↑ファ↑ソ↑ラ↑シ↑ド↑)
♯7 嬰イ短調(A♯マイナー)
(ラ↑シ↑ド↑レ↑ミ↑ファ↑ソ↑ラ↑)
長調(メジャー)
(音程)
♭の個数短調(マイナー)
(音程)
ヘ長調(Fメジャー)
(ファソラシ↓ドレミファ)
♭1 ニ短調(Dマイナー)
(レミファソラシ↓ドレ)
変ロ長調(B♭メジャー)
(シ↓ドレミ↓ファソラシ↓)
♭2 ト短調(Gマイナー)
(ソラシ↓ドレミ↓ファソ)
変ホ長調(E♭メジャー)
(ミ↓ファソラ↓シ↓ドレミ↓)
♭3 ハ短調(Cマイナー)
(ドレミ↓ファソラ↓シ↓ド)
変イ長調(A♭メジャー)
(ラ↓シ↓ドレ↓ミ↓ファソラ↓)
♭4 ヘ短調(Fマイナー)
(ファソラ↓シ↓ドレ↓ミ↓ファ)
変ニ長調(D♭メジャー)
(レ↓ミ↓ファソ↓ラ↓シ↓ドレ↓ミ↓)
♭5 変ロ短調(B♭マイナー)
(シ↓ドレ↓ミ↓ファソ↓ラ↓シ↓)
変ト長調(G♭メジャー)
(ソ↓ラ↓シ↓ド↓レ↓ミ↓ファソ↓)
♭6 変ホ短調(E♭マイナー)
(ミ↓ファソ↓ラ↓シ↓ド↓レ↓ミ↓ファ)
変ハ長調(C♭メジャー)
(シ↓ド↓レ↓ミ↓ファ↓ソ↓ラ↓シ↓)
♭7 変イ短調(A♭マイナー)
(ラ↓シ↓ド↓レ↓ミ↓ファ↓ソ↓ラ↓)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ペンタトニック/五度の気分の音階

雑誌『クーヨン』2008年11月号に面白い記事が載っていたのでちょっとメモ。

 

音楽の4つの要素、その発達との関連性

シュタイナーは音楽の4つの要素と発達の関連性を見い出し、幼児期にはメロディとリズムが重要と考えている

  • メロディ:思考と関わる
  • リズム:手足に働きかける
  • ハーモニー:感情に働きかける
  • タクト(拍子):骨格と関わる

 

ペンタトニック

一般的に「レ・ミ・ソ・ラ・シ」の5音をペンタトニックと呼ぶ。世界共通でわらべうたはこの5音でできている(ことが多い)

 

五度の気分の音階

シュタイナーはペンタトニックの「レ・ミ・ソ・ラ・シ」に「レ・ミ」を加えて五度の気分の音階と表現した。
「レ・ミ・ソ・ラ・シ・レ・ミ」の真中に位置する「ラ」を太陽の音、黄金の音、心臓の音などと呼び、人間の中心を表す音と考えた。
赤ちゃんの産声はこの「ラ」と言われている。

 

ペンタトニックな楽器たち

ペンタトニックを取り入れたアウリス社の子ども用楽器がこれ。『レ・ミ・ソ・ラ・シ・レ・ミ』の7音を奏でる楽器たち。心地よい音色で穏やかな気分になります。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

のだめカンタービレ ブログパーツ

『のだめカンタービレ』のブログパーツ貼ってみました。
何気にさくら・さくらんぼ保育園のリズムでもクラシックを使ってたりするので、「クラシック繋がり」ということで。
再生ボタンを押すと曲が流れます。キラキラ星 (・∀・)イイネ!

楽曲リスト

  • ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 第1楽章
  • モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調
  • バッハ:G線上のアリア
  • モーツァルト:キラキラ星の主題による変奏曲 ハ長調 K265
  • ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第1楽章
  • デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
  • ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より「プロムナード」


2010年9月10日をもって、のだめカンタービレのブログパーツは配信終了となりました

| | コメント (0) | トラックバック (0)